食べ物の写真で敢えて青みを足すもしくは色温度を下げることによる効能 - accueil(アクイーユ) 恵比寿 のパンケーキとともに
「色温度」という単語をかっこよく使いたかったのですが、いまいち自信がないので、記事タイトルがご覧の様に無駄に長ったらしくなってしまいました。
食べ物の写真は、彩度を高くし、赤みのある色調で写真を整えるのが良いと一般的に言われています。
ただ、最近は上の写真の様に青っぽい食べ物の写真、特にスイーツの写真を見かけることも珍しくありませんよね。いわゆる「インスタグラムっぽいやつ」です。
こうすることにより得られる効能として私が感じるのは簡単にいうと2点。
- 赤みの色調にした場合よりも彩度を高くすることができる。
- アート性やビジネス性をより強く訴える
赤みの色調にした場合よりも彩度を高くすることができる。
ここにアクイーユで食べたパスタがあります。
この写真を加工ツール等で色調を青っぽくし、彩度を足します。
どちらが良いかは好みのよりますが、青っぽくすることで、パスタの黄色さや、野菜のみずみずしさがよりしっかり表現されるようになったと思います。ちなみに赤っぽい方のパスタの写真をそのまま彩度を上げようとすると、赤すぎて綺麗に見えなくなってしまいます。
アート性やビジネス性をより強く訴える
こちらは色味を赤っぽくして(というか店内の照明により自然とそうなって)明るさ等を調節した写真です。
青いやつと見比べてみてみましょう。
店内の温かい雰囲気や、出来立てパンケーキの温度、あまったるいチョコレートソースやシロップ(それがいい!)の香りなどは、上の方がしっかり伝わって来ると思います。じゃあ下から伝わって来るのは何か。
たとえばこのパンケーキがトレンドであること。パンケーキのクオリティが高いこと。パンケーキの写真をいますぐマーケティングツールとして利用すべきこと、焼きマシュマロの上にこのようにシュガーパウダーを乗せることで大きな付加価値を得ることができること…。
なんていうか、ビジネス広告の写真から得る印象に近くなった気がします。ここでこんな単語を出していいのかよくわかりませんが、「男性的」な印象がプラスされたのではないかなぁと思います。
という感じで、場合によっては、青い色調で食べ物の写真を撮ることもアリだなぁ、なんて感じました。
ちなみに、どろっとしたソースなどが乗っかっている場合は、赤い色調のまま、そのくどさを表現した方が良いと思います。
こんなふうに。ああ美味しそう。
ちなみに、アクイーユさんの「アクイーユセット」というコース料理を頼んだのですが、リーズナブルな値段でお腹いっぱい味わえてよかったです。味もGood。リンク先の真ん中下あたり。
まずは料理が届くまでダージリンティーで一服。
料理はオードブルとバーニャカウダから。バーニャカウダはアンチョビソースがしっかりしていておいしい。
次にパスタ。その次にお肉のプレート。今回は鶏肉のグリルでした。
野菜多めで女性向き。パスタもグリルも二人で1プレートだから、男性にはちょっと物足りないかもしれない。でも最後のパンケーキで逆転満塁サヨナラホームランみたなことになるので大丈夫。
今回はオプション料金を支払って5種のパンケーキをチョイス。左上から時計回りに焼きマシュマロ、モンブラン、焼きチーズ、バナナチョコ、そして真ん中がベリーとアイスのパンケーキ。
1個1個が小粒というには大きすぎる、つまりそこそこ量のあるサイズなので、5個も食べると二人でもお腹パンパン。
乗ってるチーズは甘くなく、上にメープルシロップを垂らしながらいただくと、口の中でまざってすごく幸せに。
プレート料理まではヘルシー路線だったのに、最後に見事ぶち壊していったパンケーキは是非もう一度食べたいと思います。
店内はやさしい木目の、思いっきり女性向けな感じ。
外観は結構おしゃれ。晴れの日は外でも食べられるのかな?
パンケーキの他にも、パスタも数種類あるし、フリッターやマリネなんかも置いていて、ボトルワインも飲めるということで、ワインバル的な楽しみ方もできそうです。