男たちの決意

掴んでやるぜ、世界。

構図を頑張るためには人の目を気にせず撮影する勇気も必要なわけです。

たとえばこういう写真を撮る時です。
これは、人通りが少ないといえども、数分間に一人ふたりは通るような歩道でしゃがみこんで、スマホを地面に立て掛けて、ああでもない、こうでもないと数分間に渡り撮影したうちの一枚です。

「良いカメラが買えないので構図を頑張ることにした」とほざくからには、通行人に見られてしまって「あの人こんな雨の中何やってるのかしら…」と不審がられる恐怖に打ち勝つ勇気も時には必要なんだと思う！ということを言いたい記事ですこれは。

そもそもは、まずこういう面白いシチュエーションに出会って、「やべぇ記録に収めたい！こんなのめったにない！かどうかはわからないけれども！」という衝動に駆られて下のような写真を撮ったんですよ。

でもこれだとフォロワー数がやけに多い女子大生のTwitterアカウントとあんまり変わらないんじゃないのか？という謎の自己レビューの結果、「もう少し構図を頑張ろう」となって、最初の写真を撮ってみたわけです。

で、話はいきなり変わるんですが、「写真の中にどこまで『世界』を収めるのか、によって写真が見せる表情は変わってくる」と思っていまして…。

たとえば、この記事の一番上の最初の写真だと、「雨に打たれたイチョウの葉がたくさん、その美しさ」みたいな感覚が全面的に出てくると思うんですが、下のように少し人工物や、それらが発する光を含めただけで、「都会の雨に打ち捨てられた自然の、その儚さ」みたいなものがにじみ出てくると思うんですよね。どうでしょう。

ということで、これからも、「ああ恥ずかしかった」で終わる、常識の範囲内で、突っ立ってるだけでは撮影できないアングルなどに挑戦していけたらと思います。

サラダは即興芸術

そう思いませんか？

手軽に作れて、見た目がそれなりに良くて、おいしくて健康になれる。
次の休日の朝は、サラダを食べよう。たっぷりと。

小麦、キノコ、スカした名前のハーブ

粗挽きの塩胡椒に、エクストラヴァージンオリーブオイル、木製のトングに、ブロンズを鍛えて作ったフライパン。

いただきます。

古代の貴重なお菓子

メソポタミア王朝で使用されていたという、石のベッドをモチーフにしたココアブラウニー。

こちらはビザンツ帝国の聖堂に建てられた、繁栄と富のシンボルとして崇められていた3本の聖なる柱をイメージして作られた、ナッツ乗せのブラウニー。聖なる柱の頂には、ツタ類の植物が生い茂り、青い鳥たちが巣を作って暮らしていたそうです。

嘘ですけど。

「有機物を無機物のように見せて写真を撮ると荘厳な雰囲気が出せるのでは」というハックを思いつき、試してみました。

被写体は実は、近所のセブンイレブンで購入したスイーツたち。全部で500円くらい。

シンプルなチョコブラウニーにはあらかじめ切れ目が入っているのですが、それをそのままお皿に乗せると、なんだか古代人が使っていた石のベッド（そういうものがあるのかは不明だけど…）のように見えてくる。ような気がする。ということで撮影しました。

ナッツが乗ったバージョンのブラウニーは、ストーンヘンジみたいな石の遺物を頭に思い出しながら、「等間隔に並べることで無機質感が出せる！」と思って並べてみました。
右のやつはナッツがこぼれ落ちてて、なんか「時間が経った感」が出てるなぁということで、古代の何かをモチーフという嘘コンセプトでブログを書くことにしました。

真っ白なお皿に乗せると高級感が出るな…。

おいしかったです。

白無垢

しろくてつやつやの気品漂うボディ。

いただきます。

分厚い白の立体に、何故か興奮や快感のような、気持ちの高まりを覚える。

ああ、穢れてしまった…。

グレープフルーツの汁が断面に染み渡っていく様子がなんとも美しい。

お皿を時計に見立てたイメージ。

そして時は廻っていく…。